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08

廃れゆく部屋

皆さん、廃でお会いしましょう


In 08 2011

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Category: 廃れていない建物   Tags: ---

京橋会館

DSC00310.jpg


昭和29年12月、戦後間もない広島に復興の足音が聞こえ始めたころこの建物は完成した。

「京橋会館」だ。

日本の建築としては大変珍しい「ロの字型」の建築だ。

この建物の建築様式や時代背景についてなかなか興味深い説明をしているサイトがあった。

arch-hiroshima 広島の建築

参考まで。


この珍しく、そしてレトロな建物が残念なことに2011年9月から解体されるとの情報を得て僕は広島市に向かった。

向かう途中に我が師、タケピンさんから「一階の階段入口にはすべて合板で封鎖されている」と情報を頂き僕のテンションは正直やや下がった。

しかしタケピンさんはやはり凄い。

「梯子を持っていきますから」

おお、我が師よ!

着いたのはもう夕方6時ごろだった。

日の長い夏でよかった、まだ明るい。

タケピンさんと再会し、カメラを取り出して話しながらパシャパシャ撮ってると19~20歳くらいの青年が写真を撮りに来た。

廃墟マニアかと思ったら古い建物が好きだという。

さて、どうしたものか。

彼がいると2階に上がれないではないか。

しかしここでも師はちがう。

外観を撮って、また中庭に戻ってみるとすでに2階にいたのだ(´Д`υ)

しかも梯子は使わずにゴミ箱などを踏み台にして配管をよじ登っていた。

僕はその青年をまきこむべく、「一緒に上がらない?」とかなり軽い感じで言ってみた。

すると「え?いいんですか?」と青年。

僕はその時彼は遅かれ早かれ廃墟マニアになる、と思った。


さて、前置きが長かったがこの建物の見取り図だ。

DSC00239.jpg


手書き感たっぷりで正直この見取り図は欲しいと思った。

しかし写真で記録できたので良しとしよう。


DSC00285.jpg



DSC00287.jpg


このアールを描いた手すりがいい。



DSC00260.jpg



ドアは全て完璧に施錠されていた。

とても残念だが割れたガラス窓から撮影。


DSC00261.jpg



この住宅にはお風呂がない。

当時お風呂があるようなアパートはほとんどなかったと思う。

僕のおばぁちゃんが広島の平塚のアパートに住んでいたがやはりお風呂は無かった。

ちかくの金毘羅湯という銭湯に行ってたのだがそこの銭湯に行くのが僕も好きだった。

今はもう違う建物になっている。


DSC00303.jpg



これはドアに設置されている郵便受けの穴から撮影。
キッチンが写っている。



DSC00269.jpg


僕が小学生の頃は、これほど大きくないにしても昭和20~30年代に建てられたビルが結構あった。


DSC00327.jpg



おばぁちゃんに連れられて繁華街ちかくを散歩をしていると古いボロボロのアパートの屋上や非常階段で洗濯物を干しているネグリジェ姿の女性を時々見かけたものだ。



DSC00341.jpg



原爆が投下され立ち直れないほどの打撃を受けた広島は、あっという間に終戦直後の面影がなくなるくらい変わった。




DSC00308.jpg



それはきっと良いことだ。



DSC00275.jpg




でもこの建物があったことをいつか忘れてしまうのが少し悲しい。



DSC00333.jpg



ここで繰り返されてきた日常を人が忘れてしまうのが悲しい。



DSC00271.jpg



実は時間的な問題でここに来るのは諦めていた。

福山から愛媛県に行きそれから広島市にということもあり体力的にもかなりきつく、大変だったが来てよかったと思う。

撮影中も帰宅中もおばぁちゃんと散歩した、あの時の時間が僕の中で流れていた。




DSC00325.jpg



京橋会館を日記のどのカテゴリに分類するかで悩んだ。

「廃れた建物」にしようかとも思った。

でも再開発のための立ち退きにより無人化したのなら廃れたわけでもないと思うし。

実際に解体直前の今でも一階店舗部分の電器屋さんは仕事をしていた。



しかし、そんなことじゃなくて「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」という言葉がこの建物にしっくりきた。


この建物に廃墟だった時間はない。

戦後から今日まで役目を果たし続け、ある日突然思い出だけ残して消え去る。


ありがとう、京橋会館。


君にあえてよかった。




・・・・・・老兵は死なず、ただ消え去るのみ・・・・・



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08 28 ,2011 Edit


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