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02

廃れゆく部屋

皆さん、廃でお会いしましょう


In 02 2013

Category: 廃れゆく施設   Tags: ---

忘れられた発電所跡

僕は廃墟のジャンルの中でも木造校舎、廃医院が好きなのだけどそれらに次いで好きなのが郵便局と発電所だ。


発電所は所内にある発電機や計器類が渋く輝いたりなんかしちゃったりする。

そんなのを見ると、胸がときめいたりなんかしちゃったりする。




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タケピン師匠から情報を頂いて訪問したのは川沿いにある古い発電所。

まさに穴場という場所に存在していておそらくネットではまだ紹介されていないのではないかと思う。

なのに師匠を差し置いて公開すんのかって話だよね(スンマセンw)。

この門柱はおそらくはもともと発電所施設のものだとおもう。



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コンクリで舗装された長い階段を降りる。

長い間手入れをされなかったので草が左右から生い茂っている。

夏はとてもじゃないけど近づけないだろう。



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小さな橋を渡ると建物が見えてくる。

木造モルタルでそんなに大きな規模の建物では無い。




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近づくと二棟の建物が見えた。

奥は当直室というか発電所を住み込みで管理するための建物で、手前が発電所だ。




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発電所の内部に入る。

机、掛け時計などが見える。

何故かここにベッドがある。




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もう一つの机には昭和60年に書かれた発電所日誌が置いてあった。


面白そうなので開いてみる。



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「昭和60年3月3日 曜日 木 天候 晴

8時25分水槽着、 木葉除去す 異常ナシ
11時30分発電所に来たる後 でふ(デフ)の調節をする  出力300KWになる」


この水槽というのは上部水槽のことで砂や木葉が水圧管に入り込み水車を回すと水車が摩耗するそうだ。

なので定期的に取り除いていたみたい。

結構大変な作業だったんスね。





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う~ん、素敵。

この発電機の朽ちた感じは期待以上。



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たった一つの発電機しかないが当時はそんなに家電がなかったのでこれで足りたのだろう。

それにしても凄い朽ちっぷり。




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この水車は調べてみると「ペルトン水車」というタイプらしい。

先ほど「デフの調節」と日誌に書かれてあったが、このペルトン水車には水量を調節するニードル弁というのがあり、このニードル弁を閉じる際にデフレクタを使用する。

おじさんは難しいことはよう判らんが、とにかくそういうことらしい。



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この水車の製造は昭和28年10月。

富士水力産業株式會社により製造。

回転数は740回転毎分。

出力は330KWと書いてある。

先ほどの昭和60年3月3日の日誌には300KWと記録してあった。

それならこの水車の仕様とそう遠くない。

水量の条件も良かったのだろう。




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とても小さな発電所だけど「なんて素敵なところだろう」と独り言をつぶやいた。






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武骨な機械や配管がむき出しになっている。

川沿いにあるこの発電所はとても静か。

現役時にはタービンが回転する音がけたたましく鳴り響いていたにちがいない。




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この発電所が生み出すものなどお話しにならないくらい電力が必要になったから捨てられたのだろうか。


それとも単に建物や設備が老朽化したためだろうか。






発電所を出る。

隣の当直棟に行ってみる。




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残念ながら当直棟は屋根だけ残し床は落ちていた。

写真は撮って無いが、便所や五右衛門風呂があった。





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こんな寂しい場所に仕事とはいえ泊って自炊しないといけなかったんだね。



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当直棟の前には河原の石を集めて作った池の跡のようなものがあった。

河で釣った魚でも入れて寂しさや退屈を紛らわしていたのか。




いつ頃この発電所が始まっていつ頃閉所したのかよく判らない。

近くにいたおばあちゃんに声をかけて詳しく訊こうとしたけど「ありゃぁ、うんと昔からあるんでぇ~」というお答えを頂いた。
参考にさせていただきます。


いつかちゃんと調べてみたい。




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もと来た道を戻り山に目をやると水圧管が見えた。

今ではとても水圧に耐えれそうにないほど錆びている。


今回も少しずつ森や土に還っていく、「廃れゆくもの」に出会えたことに感謝。






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いつかまたお会いしましょう。








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02 24 ,2013 Edit


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