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08

廃れゆく部屋

皆さん、廃でお会いしましょう


In 08 2013

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清流医院

広島県のとある田舎町を、日本が誇る最高級車「スズキアルト(5速MT)」で走っていた。

初夏の暑さで少し喉が渇いていた僕は小さな商店に立ち寄り飲み物を買った。

八千草薫さん似と言うと少し言い過ぎだけど上品なおばあちゃんが一人で店を切り盛りしていた。

僕は飲み物を受け取りながら、なんとなしに「ここらへんに使われなくなった医院とか学校とかない?」と極めてストレートに訊いた。

そんな訊き方ができるのも相手が比較的警戒心の少ない田舎のおばあちゃんだからだろう。

おばあちゃんは少し考え込んで、「古い医院ならあるよ」と場所を教えてくれた。

一気に飲み干して「ごっつぉさん」と背中で言って車に乗り込んだ。





seiryu1.jpg


おばあちゃんに言われた通りに進むと川沿いに木々で隠されたようにその医院はあった。


入口の戸は磨ガラスで医院の名称が磨られている。

台風か何かでガラスが割れたのか補修の跡が。




seiryu2.jpg





入口の柱には古い琺瑯の札が貼られている。

間違いなく医院のようだ。

迷うことなく凸。




seiryu3.jpg



待合室でもあり薬を受け取る場所でもあるようだ。

正直あまり広くはない。






seiryu4.jpg




実はこの時すでに陽が傾いていてアタッチメントのライトを使わないといけないくらい薄暗かった。

それはともかくとして造花の色が鮮明なままなのが悲しい。

花というのは散るから美しいのだと何かの本に書いてあった。

ふーん、そうかもしんないね。





seiryu5.jpg



もともと診察室だったはずの部屋。


この医院は瀬戸内の廃医院と同じく閉院する前にある程度片付けられている。




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この部屋はもともと処置室か手術室だったのではないかと思うのだけどようわからん。


積もった埃の量が長い時間の経過を物語る。





seiryu8.jpg


手術器具の様なものが入れてあるキャビネットがある。

この部屋の残留物の多さは一日居ても飽きないレベル。



seiryu9.jpg


どんなふうに使うのか一つもわからんのんじゃけど見ているだけでお腹が痛くなってくる。

ちなみに僕は今までに尿管結石で二度入院したという地味なエピソードを持っている。

あれはマジで痛いんスヨ。



seiryu7.jpg


アンプルの入った箱が所狭しと並べられている。

田舎町のとても小さな医院なのだけど結構通院されている方は多かったのかもしれない。




seiryu10.jpg


薬品が入ったガラスボトルがさらにガラスのケースの中に入っている。

目的は不明だが素敵。




seiryu11.jpg


部屋の奥には診察台と分娩台が積み重ねられていた。

下手な写真で判り辛いと思うが下の方が分娩台。

これがまた古い、おそらく大正期のものではないかと思う(たぶん)




seiryu12.jpg


古時計好きな僕をキュン死させる丸型時計。

ああ、メンテして壁にかけて動かしてみたい・・・

そういえばメーカー調べるの忘れた。




seiryu13.jpg


別の部屋に移動。

古時計好きな僕をキュン死(ry

メーカーは東京時計で昭和30年代の大理石製毎日巻。

これは結婚記念として贈られたものらしい。



ちなみにここは薬の調合室だったのではないかと思うが面影が無い。

ただ隣の部屋が薬品保管室だったみたいなのでそう思った。




seiryu14.jpg


ここが隣の薬の保管室。

この部屋は薬の博物館かと思わせるほどの量が保管されている。

よく見ると左上に視力検査表が見える。

ちょっと珍しい「コ」の字型の検査表だ。




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劇薬もたんまりでたっぷり。

これはヤバい。



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劇薬が何故か森永製菓の箱に。何か違う意味でヤバい。




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まだ艶のあるガラス戸棚。

整然と並べられた古い古い薬瓶。

陽が暮れていくと言うのにしばし見とれてしまった。




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モルヒネもある。

そういえば尿管結石の時、あまりの痛さで痛み止めの座薬が全く効かなかったことがある。

その時看護師さんが筋肉注射で「モルヒネに似た鎮痛剤」を打ってくれたことがある。

すぐに痛みは消えふわふわとした気持ちになりすごく楽になった。

麻薬におぼれる人たちの気持ちが少しわかるような気もした瞬間だった。




seiryu20.jpg


よく見ると首が歪んでいる薬瓶たち。

この不完全さが愛おしい。





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ガラス製の注射器もあった。

いつ頃閉院したのか訊いておけばよかった。





seiryu21.jpg



保管室の照明カバーがとってもレトロ。

紙製カバーの向きを変えると明るさが違うというアイデア商品。

こういうの初めて見た。



至高の時間に満足しつつすでに薄暗くなった外に出る。

車を停めた場所に向かいながら川沿いの土手を歩くと汗が少しだけ冷えて気持ち良かった。

振り返ると木々に隠れてあの医院は見えなくなっていた。







・・・・・ああ、真夏の果実よ(なんじゃそりゃ)









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08 26 ,2013 Edit


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