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廃れゆく部屋

皆さん、廃でお会いしましょう


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Category: 廃れゆく施設   Tags: ---

ミニバラ医院




今回も師匠物件です。

あれはもう、いつの事だったっけか。

師匠が「とんでもない医院を発見した」とのことで後日教えてもらった。

自分はつくづく果報者だと思う。

それは廃墟の場所を教えてくれる師匠がいるからではないよ。

そうではなくて、自分には超えようと思ってもなかなか超えられない師がいるということ。

それは怠惰で傲慢な自分にとって本当にありがたい存在だ。




minibara1.jpg


その物件は広島県の都会のような田舎のような、街中のような山奥のような場所にある(つまりノーヒント)。

外観を見たときには感動と悔しさが同時に沸き起こった。

これを自分で見つけたかった・・。

やっぱスゲェーよ師匠。



minibara2.jpg



入り口には医院の証、健康保険なんたらのプレートが。

ただし、今までの経験の中でこのプレートが貼っていない医院もあったことを書きそえておきます。




minibara3.jpg


入り口から廊下を見ると色んなものが雑多に置かれていた。

恐らく閉院した後は倉庫として使われていたのだろう。

それでも何十年も経っているらしく、蝙蝠の糞や埃だらけだった。



minibara4.jpg

入ってすぐ右手には待合室がある。

屋根が腐り、降り込んだ雨のせいで床がお釈迦になっている。

廃墟である以上、こういう「床が抜け落ちた部屋」が一つはあると嬉しい。

それは自分なりの「廃墟認定」が心の中でスムーズに行われるし、放置されている期間が長いと感じることで緊張感が少しだけ緩み、程よい気持ちで探索できるからだ。

こいつ何言ってんだ?と思う人も多いと思うけどそういうことだ。




minibara5.jpg


待合室から玄関付近の投薬口を撮る。

鴨居の掛け時計はゼンマイ式の古い物でおそらく大正期~昭和初期のものだろう。

お、しかもこれはセコンド付き。

素晴らしい。




minibara6.jpg

いや、注目すべきは時計じゃなかった。

この投薬口だ。

何故か古い医院の投薬口は小さい窓のタイプが多い。

小さい窓ならお互い顔が見えにくい。

ひょっとしたら当時すでに患者のプライバシーとかを考えて作られていたのだろうか?

しかしここで少し違う思いつきをした。

こういう小さい「窓口」は宝くじ売り場やパチンコの景品交換所などでよく見られる。

医院は昔から少なくない金額がやり取りされていたはずだ。

つまり、強盗から財産と身を守るために窓を小さくしているのではないだろうか。

いや、知らんよ。知らんけどちょっとそう思っただけ。

誰か知ってたら教えて。




minibara7.jpg

さて、この医院は待合室、薬室、処置室、診察室、検査室、手術準備室、レントゲン室、手術室と廊下を挟んで左右に無駄なく配置されている。

ちなみにこの部屋は確か処置室だった。



minibara8.jpg

これは本体プレート部に「オゾン発生機」とあった。

ネットで調べてみると1950年くらいから「オゾン治療」なるものが存在していたらしい。

オゾン治療はアトピー性皮膚炎など様々な治療に用いられていたらしい。



minibara9.jpg

これは以前ヤフオクで「手術用のタイマーベル」というタイトルで出品されているのを見たことがあった。

しかしここは処置室なので別の目的で使われていたのかも。



minibara10.jpg

えっとこの部屋はなんだっけ?忘れてしまったけど準備室だったかな、テヘ。

医院内部にはまだ沢山の医療器具などが残されていて「何に使うのだろう」と思いを馳せるのも楽しい。




minibara11.jpg

ここは診察室だったとおもう。

だって診察台があるからね。

置いてある机や照明など、古い物がもつ形が部屋全体にレトロな雰囲気を醸し出している。

素晴らしい廃医院だ。



minibara12.jpg

さて、この先は薬室だ。

先ほどの投薬口の裏側をのぞいてみよう。



minibara13.jpg

広さは3畳ほどだろうか。

曇りガラスからは柔らかい光が差し込んでいる。

窓の手前には漏斗や薬瓶が置かれている。

きっとここで薬詰めの作業が行われていたのだろう。



minibara14.jpg

棚には薬の入った缶箱や薬用天秤がある。

拡大して見るとアスピリン、ビオフェルミン、ポラギノールと聞き覚えのある言葉がチラホラ。

写真には写っていないけどこの棚の向かいには硝子戸の薬品棚もあった。



minibara15.jpg


白いキャビネットの中には手術器具一式が整然と並んでいる。

出来れば一生お世話になりたくない。



minibara16.jpg


レントゲン機だ。

師匠のH・Pによるとこの医院への据え付けが昭和16年だとか。

正直な話レントゲン機がそんな昔からあるとは思わなかった。

実は明治29年にはすでにレントゲンという人がエックス線撮影を成功させてるんだそうな。

知らなかったよ。




minibara17.jpg


廊下を奥に進んで行き、ついに突き当たりの左手にある手術室の前に来た。

手術室の「術」の漢字の古さからも時代を感じる。


minibara18.jpg

中は約8畳ほどの広さで、採光のため窓をかなり広く造られている。

それでも外から見えないように目の高さの窓硝子は曇り硝子を使用し、そこから上は透明硝子が使われている。

荷物が多く自分は気付かなかったが、奥には分娩台があり床は掃除しやすいように土間になっていた。

外科にも脳外科、心臓外科、消化器外科、泌尿器外科、整形外科など現在ではそれらを得意とするそれぞれの専門医がいるらしい。

しかし明治~大正期、若しくは昭和初期に至るまでは、患者なら誰でもござれの時代だったのだろう。



minibara19.jpg


最近廃校など自分が訪問したことのある物件がどんどん更地になっている。

いつかはこの素敵な医院も消えてなくなってしまうだろう。

秋も深まれば廃墟探索を再始動する予定。

その時、廃墟は「いつかは消えて無くなる」ということを忘れずに一つ一つ大切に訪問したい。


あ、そうそう。

このミニバラ医院という名称の由来なんだけど・・・・


師匠から聞いたかも知れないけどずいぶん前なので忘れてしまいました。




僕の記憶もそう、消えて無くなるのです。



師匠のサイトPARADISEを探して ミニバラ医院の方も是非見てください。




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09 20 ,2014 Edit


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Comments

Re: バラ院、昨日行ったら解体済み
クロノスさん>
いつもありがとうございます。
ミニバラ解体されたみたいですね。
私はツイッターで知りましたが、本当に素晴らしい医院でした。
情報の物件は初見のものばかりです。
今は子ども会の役員がいそがしくてなかなか行けませんが、また涼しくなったら行ってみたいです。
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